Guatemala Atitlan

「グァテマラ・アンティトゥラン・サント、トーマス、パチュージ」

 

産出国:グアテマラ

産出地域:アティトゥラン地区
認証:RA認証
規格:SHB EP
業態:エステート

農園名:サント、トーマス、パチュージ農園
品種:カツーラ、カツアイ、パチェ (ブルボンとティピカの交配種)
標高:1,300〜1,600m
栽培面積:70ha
生産量:1,500袋
収穫期:11月〜3月
スクリーン:17up
パッキング:69kg麻袋
加工方法:ウォッシュド
乾燥方法:天日乾燥
備考欄 --

今回仕入れ時の豆の情報(2015-2016クロップ)

アティトゥラン火山とトリマン火山にはさまれ、アティトゥラン湖周辺に位置する森の中に囲まれた農園。
霧の発生が多く、現地の言葉で「霧を生む」という意味のパチュージと名づけられました。

湖近くで標高が高いため、昼夜の寒暖差が非常に激しいです。この厳しい環境下で栽培されたコーヒー豆は、実がギュッと引き締まり、
まるで柑橘のような甘み、酸味を生み出しています。

この度、Rainforest Alliance認証のClimate Change認証を取得。もともと同農園は環境保全に積極的に取り組んでいたため、
今回の認定は、順当かと思われます。Climate Change認証取得には、@気候変動に影響を与えない、A気候変動に備えるという、二つの要求事項が追加されます。
Climate Change認証を取得しても、通常のRainforest Alliance認証とのマークの違いはありませんが、名実ともに非常に環境に配慮した農園と言えます。

同農園は常に向上心を持っており、訪問する度に品質向上のための工夫が垣間見れます。
今回訪問時には、収穫の際に糖度計を導入し、見た目だけではなく、数値でもベストなタイミングを測っています。
2014/15クロップの平均糖度は20〜22度。最高値は25度をマークしたとのことです(モノ、種類によって異なりますが、イチゴと同等もしくはそれ以上かと思います)

たまたま提出したAtitlanエリアのコンテストにて、800サンプル中なんと9位の成績を取得したとのことです。これは品評会用に栽培したLOTではなく、
普段輸出している通常品とのこと。環境に配慮した農園というだけではなく、品質も最上級の一品となっております。


買い付け者のコメント
昼夜の寒暖差は非常に激しく、日中は半袖で過ごせますが、夜になると暖炉にダウンが必要になるほど冷え込みます。
農園内の3/4は自然保護区となっており、豊かな自然が広がります。
耕作地が少ないため、もっと栽培地を広げれば、と弊員は思ってしまうのですが、この自然保護区が良質なコーヒー豆を作り出すとのこと。品質を見ていると「なるほど」と言わざる負えません。
ただ数量が少なく、年間でおおよそ54〜72MTしか生産出来ません。そのため、日本向けには18MTしか買い付け出来ないのが大きな悩みです。。。。

Qグレーダーのカップ評価

シトラス系の爽やかな酸味。アティトゥランの特徴がよく表れている。
・はじめはココアのような柔らかな甘さがある。冷めてくるとプラムのような甘酸っぱさが表れ、アフターまで続く。

輸入商社兼松株式会社の情報

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通関日:2014/07/24の豆情報

サント・トーマス・パチュージ農園は首都グアテマラシティーから西へ150Km、アティトゥラン火山とトリマン火山にはさまれ、アティトゥラン湖周辺に位置する霧の立ち込める森の中に囲まれた農園。

環境保護の観点から生態系を保護し、農薬や化学肥料の使用を制限し周辺の自然環境を守る取組や、労働環境も重視されるレインフォレストアライアンス認証農園となっている。パルプは堆肥化され畑に還元される。発酵は24〜36時間かけて、丁寧な処理が施され、パティオで天日乾燥されている。

2004年3月18日にNYのレインフォレスト・アライアンス主催によるSustainable(持続可能な農法による)コーヒーのカップセッションが行われ、同団体が認証するコロンビア、ブラジル、コスタリカ、グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグア、メキシコ各国から41のコーヒーサンプルが出展された。SCAA、スターバックス、グリーンマウンテンコーヒーロースターズ、カリブーコーヒー他アメリカの名だたるスペシャルティーコーヒー鑑定人たちの厳正な審査の結果、パチュージ農園のコーヒーは見事にベスト8に選ばれた。環境との共生を尊ぶ農法は、品質も優良であることが実証されたわけである。

カップはアンティグアに劣らず力強さをもっており、アティトゥランを代表する農園とも言えよう。農園は近々自然保護区に指定される予定で、環境と農業が調和している農園である。

カップ評価:チョコのようなフレーバー。非常に甘みが強く、シトラス系の酸あり。
ブレイクでアーモンド、黒糖やあんずを思わせる甘さ。酸は丸みがあり、よくまとまっている。
 

輸入商社の公開情報より抜粋

店長の感想

浅炒り:香り良く、軽やかなふわっとする口当たりの良さがあり、後味はさわやかな酸味が感じられます。強中炒りにするとチョコのような風味があり、滑らかな口当たりで後味は良く旨みがあります。

 

「グァテマラ・アンティトゥラン・サント、トーマス、パチュージ」 ¥1320/200g(価格改定:2016/11)


https://cordoba.jp

 

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